はじめに:日経平均の「週足」が鳴らす警鐘
最近、チャートを見ながら**「なんだか嫌な予感がする」**と感じることはないでしょうか?
私は今、猛烈に感じています。
特に日経平均株価の週足チャート。これを見た時、背筋に冷たいものが走りました。「素人考えかもしれない」と自分を疑ってみましたが、調べれば調べるほど、その「恐怖」がテクニカル的に正しい根拠に基づいていることが分かってきました。
今日の記事は、そんな**「暴落の足音が聞こえる相場」**で、私がどうやって資産を守り、そして攻めているかについての備忘録です。
具体的には、大きく利益が出た**Sサイエンス(5721)からどう撤退し、次にどの銘柄へ資金を移したのか。
そして、過去に何度も私を苦しめた「買った瞬間の悪材料被弾(事故)」による大損失を、今回のイオレ(2334)**のトレードでどう防ごうとしているのか。
その全戦略を、実際のチャート画像と共に公開します。
第1章:日経平均が「だいぶ危なそう」に見える理由
まずは、相場全体の「天気図」である日経平均株価の話から始めましょう。
私は普段、個別株をメインにトレードしていますが、全体地合い(指数)を無視しては勝てません。嵐の中で傘もささずに歩けば、どんなに良い銘柄を持っていてもずぶ濡れになるからです。
週足チャートに出現した「2つの売りサイン」
私が「もう見ていられない」と感じた日経平均のチャートがこちらです。

このチャートを見て、私が「逃げ」を意識したポイントは2つあります。
1. 高値の切り下げ(ダウ理論の崩壊)
チャート上の青丸部分を見てください。
以前つけた52,000円台の高値を更新できず、次の山が低くなっています。これは相場の世界で最も基本的な**「上昇トレンドの終了」**のサインです。
これまでは「下がれば誰かが買ってくれた」相場でしたが、今は「上がるとすぐに売りたい人が降ってくる」相場に変わっています。
2. MACDのデッドクロス
もっと深刻なのが、チャート下段のMACD(マックディー)です。
高い位置から、2本の線が「デッドクロス(下抜け)」し、下落トレンド入りを示唆しています。週足レベルでのこのサインは、数日ではなく**「数ヶ月単位」の調整**が続く可能性を意味します。
プロの投資家ほど、こういう「形」には敏感に反応します。彼らが逃げ準備を始めている時に、私たちがのんびり構えているわけにはいきません。
第2章:Sサイエンス(5721)での「勝ち逃げ」戦略
暴落への備えとして、まずやるべきは**「利益の確保(現金化)」**です。
私は直近まで、**Sサイエンス(5721)**で勝負をかけていました。
4,000株の勝負を終えて
結論から言うと、保有していた4,000株の大部分を既に利食い(利益確定)しました。
相場の雲行きが怪しくなる前に、欲を張らずに利益を確定させる。これが今回の私のテーマである**「欲を張らずに利確」**の実践です。
「恩株」としての100株
しかし、全てを売却したわけではありません。
現在は100株だけ手元に残しています。
これは**「恩株(おんかぶ)」**と呼ばれるポジションです。
既に4,000株分の利益が出ているため、残りの100株の取得コストは実質ゼロ。もしSサイエンスが上場廃止になろうが暴落しようが、トータルでは私の勝ちです。
なぜ100株だけ残すのか?
それは**「監視用」**です。
完全に手放してしまうと、その銘柄への関心がなくなってしまいます。
「暴落が来たら、また買いたい」
そう思っている銘柄こそ、1株や100株だけ持っておくことで、日々の値動きを肌で感じ続けることができます。この100株は、次のチャンスを逃さないための「高性能センサー」なのです。
第3章:なぜ今、イオレ(2334)なのか?
さて、ここからが本題です。
日経平均が危ないと言いつつも、やはり個別株でチャンスを掴みたい欲は完全に消せるものではありません。
そこで私が白羽の矢を立てたのが、**イオレ(2334)**です。
Sサイエンスで得た資金の一部を使い、新たに600株ほど仕込みました。
なぜ、地合いが悪いこのタイミングでイオレなのか?
その理由は、日足チャートの「形」にあります。

理由1:美しい「三角持ち合い」
チャートに引いた白い斜めの線を見てください。
上値が切り下がり、下値が切り上がる。株価が三角形の先端に向かって収束していく**「三角持ち合い(ペナント)」**の形を形成しています。
これは、株価が**「爆発する直前」**の状態です。
上に抜けるか、下に抜けるか。エネルギーが極限まで溜まっているこのタイミングは、リスクリワード(取れるリスクに対するリターンの大きさ)が非常に良いのです。
理由2:MACDヒストグラムの「ダイバージェンス」
ここが、今回私が一番注目したマニアックなポイントです。
チャートの下段、MACDの**「ヒストグラム(棒グラフ)」**の変化に気づいたでしょうか?
株価自体はまだダラダラと下がっている(安値を更新している)ように見えます。
しかし、MACDのヒストグラム(赤色の棒)は、どんどんと短くなっているのです。
• 株価: 下がっている(弱い)
• 内部エネルギー(MACD): 上がっている(強い)
これは**「ダイバージェンス(逆行現象)」の一種であり、特にヒストグラムでの発生は「売りの勢いが枯渇し、反転が近い」**ことを示唆しています。
多くの人が「まだ下がる」と思っている中で、水面下では売りのパワーが弱まっている。そこに私は賭けました。
第4章:「悪材料被弾」という事故を防ぐために
私の過去の「負けパターン」は、いつもこうでした。
「買った直後に、予期せぬ悪材料(下方修正や不祥事など)が出て大暴落し、数十万円を一気に失う」
これはテクニカル分析のミスではありません。いわば「交通事故」のようなものです。
しかし、事故だから仕方ないで済ませていては、いつまで経っても資産は増えません。
掲示板を見ると、まだイオレの信者たちが騒いでおり、決して相場が落ち着いているとは言えません。いつまた突発的な売り浴びせや、地合いにつられた暴落が来るか分からない。
だからこそ、今回のトレードでは**「事故に遭っても死なない場所」**で勝負することにこだわりました。
それが、「345円」という鉄壁のラインです。
なぜ「345円」なのか?
チャートを見直してください。
三角持ち合いの下限ライン、そして直近の安値が重なるポイントが、およそ350円〜360円付近です。
私は今回、エントリーと同時に**「345円での逆指値(損切り注文)」**を心に決めました。
「予測」ではなく「対処」をする
ファンダメンタルズの悪材料(突然のIRなど)は予測できません。
しかし、**「どこまで下がったら逃げるか」**を事前に決めることはできます。
もし私が高値で飛びついていたら、悪材料が出た時に損切りラインが遠すぎて、数十万円のダメージ(ドカン)を負います。
しかし、今の位置(390円付近)で仕込み、345円に逆指値を置いておけば、仮に明日とんでもない悪材料が出て株価が崩壊しても、私の損失は**「45円幅 × 株数」**で限定されます。
これなら、致命傷にはなりません。
「意地を張らずに損切り」ができる位置でしか買わない。これこそが、過去の「ドカン負け」から私が学んだ唯一の対抗策です。
結論:期待はしても、信用はしない
日経平均の暴落懸念、Sサイエンスの利食い、そしてイオレへの慎重なエントリー。
一連の流れを書き出してみて、改めて頭の中が整理されました。
今回のトレードのポイントをまとめます。
1. 地合いへの警戒: 日経平均の週足(高値切り下げ・MACD)は「危険信号」を出している。
2. 資金管理: 投信などの長期積み立て(守り)を土台にしつつ、個別株は余剰資金で。
3. エントリー根拠: テクニカル(三角持ち合い・ヒストグラム)が好転しそうなタイミングを狙う。
4. リスク管理: ファンダメンタルズの「事故」に備え、345円という明確な撤退ラインを用意する。
イオレの掲示板では強気な声も聞こえますが、私は周りの声には流されません。
信じるのはチャートの形と、自分で決めた損切りラインだけです。
もしダイバージェンスが機能して、上方向へ大きくブレイクしてくれれば、その時は冷静に「利確」ボタンを押すつもりです。
逆に345円を割れば、潔く撤退します。
どちらに転んでも、もう過去のような「想定外の大怪我」はしない。
その準備ができていることこそが、今の私にとって最大の利益なのかもしれません。

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